JACO-BASS » デザインを続ける理由

ひとに寄り添うデザインの追求

デザインを続ける理由

前回JACO-BASS(ジャコバス)を始めた理由について書きました。今回は更に私的な、中村自身がどうしてデザインを続けるのか?を書きます。

早い人なら前年の冬から始める就職活動を、大学4年の6月になっても始めずにいました。お金、というよりは自立という意味それだけで働く必要は多分にあるのですが、ではなぜデザインなのだろうか…と考えた時に行き詰まり右往左往していた記憶があります。

また当時就職が決まって安心しきっている人を見ても、そうではない人がやたら焦っているのを見ても、そのどちらも「就職すること」が目的であるかのようにその結果に一喜一憂しているのが馬鹿馬鹿しく、目的もなくあんなのになるくらいなら、就職活動すらできない落ちこぼれで良いや、と開き直ってもいました。

しかし今にして思えば、本当のところは、働く理由などほとんど関係なく、単に働きたくないという怠惰が大きくて就職活動するのを渋っていた気がします。特にこの業界は徹夜がザラで昼夜を問わずの激務だと聞いていたので、ビビってもいたのでしょう。

結局、運が大半を占めた中村の就職活動は取り敢えず成功したんですが、デザインを生業にする理由はその時もまだ見つけるにいたっていませんでした。そしてそれは新卒として働き始めても続きます。どころかJACO-BASSで働き始めてもずっと持ち続けていました。

子どもの頃から絵を書くのが好きで(下手ですが)、デザインも好きだし…でもそれだけで仕事になるもんかなぁ…と。もっと大きな野望というか野心がないと成功なんてできないんじゃないかと不安でした。

でも最近ようやくわかったことがあります。それは自分が誰かに求められたときに、それに全力で応えられることは素晴らしいということ。そしてそれが自分が一番得意とすること、好きだと思えることなら尚一層輝くのだということ。

デザインに固執するつもりはないんですが、今は、自分が一番得意とすることがデザインなのかなぁ、と薄ぼんやりと感じています。そしてその能力をもってして誰かの呼びかけに応えられる喜び、これが自分がデザインを武器にして働く原動力なんだと考えるようになりました。

もしこの先もそうやって誰かの力になりつつ、だけど自分もちゃっかり楽しむことが出来る。そんな風に歳を重ねることができればとても幸せだろうなと思うのです。

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