中村は会社員時代、カタログやパンフレット、チラシなど主に紙媒体のデザインを担当していました。来る日も来る日も原稿・サムネイルとにらめっこし、構成を考えながら、フォント・写真・イラストを決めて、それらをレイアウトする日々でした。
そういった作業は割と好きだったので、毎日続けていても嫌ではなかったんですが、たまに飽きて、何か別の作業をしたくなることもありました。
上司にはそういう気持ちがお見通しなのか、飽きてくる頃にタイミング良く、flash(アニメーション作成ソフト)でちょっとしたコンテンツの作成や、web制作、撮影の同行など、いつもと違う仕事を振ってくれました。そのおかげで、紙媒体のデザインを中心に1年間バランス良く色々な経験を積むことができました。
ところがJACO-BASSを始めてみると、紙媒体の制作が意外と少なく、というよりほとんどなく、当初は何とも思ってなかったのに、日が経つにつれて
「このままでは腕がどんどんにぶるんじゃないだろうか?」
と少し焦ったりしていました。そんな時はできるだけ、雑誌やチラシ、売り場に置いてあるカタログなどで組やレイアウトを研究しようとはしていたのですが、思うように時間もとれずなかなか上手くいきませんでした。
その頃やっていた仕事(今も継続中ですが)も滅多にできないような経験でとても面白いのですが、どこかで紙媒体のデザインもやってみたいとずっと思っていました。
幸い今は、情報誌やチラシをデザインする機会にも恵まれています。やはり来る日も来る日も同じような作業で、やっぱりたまに飽きたりもします。
でもそんな中で1つ分かったことがあります。それは毎日が同じような作業の繰り返しに見えても、それを反復することで人は成長する、ということです。
日々目に見えて上達しているとは感じません。でも少し時間をおいてみると、半年前、1年前の自分では出来なかったことが出来るようになっていたりします。
だから今の自分ができないことが、もしかしたら1年後にはできるようになっているかもしれません。しかしそれにはそれを繰り返し練習する必要があるのです。
反復することで力になる、成長の糧になる。そう思えば、日々繰り返される作業もすごく意義深いものに感じられるんだから、不思議なものですね。




